航空・水上・水中の特攻隊記録ロビン・リエリー 著
小田部哲哉 編訳 「KAMIKAZE ATTACKS OF WORLD WAR 2」
<内容>
「
第T部 第1章 武士階級の発展とその精神/第2章 カミカゼの伝統/第3章 特攻機(桜花計画・最終兵器)/第4章 特攻隊の発展/第5章 特攻作戦の戦術/第6章 海と陸のカミカゼ」
「
第U部 特攻作戦史 第7章 大混乱の前兆/第8章 1944年12月のカミカゼ/第9章 リンガエン湾の戦い/第10章 台湾、硫黄島、ウルシー/第11章 沖縄 天号作戦/第12章 沖縄侵攻第1週/第13章 猛攻続く/第14章 遺体を片付けた/第15章 悲惨な5月/第16章 戦争の終結/第17章 決号作戦(本土防衛)」
<感想>
本書は『米軍から見た沖縄特攻作戦』の姉妹編である。
そして1944年10月25日、関行雄大尉率いる敷島隊のカミカゼ攻撃で始まり、1945年8月の日本の敗戦で終了した特攻隊で損害を受けた米艦艇の物語であり、米艦艇に損害を与えた日本軍の貴重な記録でもあるとのこと。
膨大な量と詳細なので全部読解できたとは言えないが、桜花計画と神雷部隊とBAKA、最終兵器(実戦には使用されなかった本土防衛用の梅花と名付けられた有人特攻機)の開発、日本陸海軍が実施した特攻作戦等々、勉強になった。
そして特攻隊員や特攻機が撃墜される写真に胸を締め付けられた。反戦の思いを強くする。一読の価値はあると思う。
満足度

posted by ももた at 08:49| 東京 ☁|
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