カーアン・ヴァズ・ブルーン&ベニ・ブトカ 著
長谷川圭 訳 「BLOD VIL HAVE BLOD」
<あらすじ>
デンマークのコペンハーゲン。誰も彼もが休暇中の7月、郊外の森で白骨化した男の死体が見つかった。
現場に急行した法医人類学者リネア・キルケゴールは、白骨死体の近くでバビロンの文化遺産と思われる楔形文字が描かれた粘土板を発見する。
その直後、世界各地の戦場で裏ビジネスを取り仕切る大物ケヴィン・ラヴにもそのニュースが届く。
一方、不名誉除隊処分を受けたイラク帰還兵ヨーナスは、元イラク人通訳フィラズと違法ビジネスをしていた。車のラジオで白骨死体発見のニュースを聞き、激しく動揺する。
そうした中、リネアは骨を鑑定し、複願術を駆使して、白骨死体の身元がイラク移民フィラズであると突き止め、独自調査に乗り出すが・・・
<感想>
捜査を進めるうち、思わぬ進展を見せ、ヨーナスとその妻レックス、裏社会の大物、凄腕の殺し屋などの思惑が絡み、複雑な陰謀へと発展して行く。そして、リネアは危険に身を晒すことになる。まるでB級映画みたいに楽しめるミステリだと思う。

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<法医人類学者リネア・キルケゴール・シリーズ作品リスト>
@『誹謗』
A『For Doden Lukker Mine Oyne』(死が私の目を閉じる前に)2012
B『Nar Solen Forsuinder』(太陽が消えるとき)2014

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『平凡すぎる犠牲者』 『咆哮』 『喪われた少女』

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@『誹謗』
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