2020年12月25日

こころに残る現代史

日本人の知らない日本がある
白駒妃登美 著

<内容>
第1章 「日露戦争」それぞれの場所で咲く すべての国民が「公」に生きた時代 明石元二郎(世界を揺さぶったスパイ)/横川省三(民間人の名誉ある銃殺)/高橋是清(戦費調達の大功労者)/柴五郎(日英同盟締結の立役者)/久松五勇士(宮古島の名もなきヒーローたち)/日露戦争が与えた影響」

第2章 「日本人の知らない日本人」日本人の美意識 柳川宗成(インドネシア解放の父)/佐久間勉(沈みゆく、船の中で)/松江豊寿(日本初の「第九」演奏)/増田敬太郎(神様になった警察官)」

第3章 「世界から見た日本人」感謝と報恩の歴史 日本とベルギー(心からの贈り物)/メキシコ(悲願の平等条約とオリンピック)/ウズベキスタン(失われぬ誇り)/トルコ(エルトゥールル号の恩返し)」

第4章 「東京オリンピックと復興」1964年、そして未来へ 古橋廣之進(フジヤマのトビウオ)/平沢和重(魂のスピーチ)/アキラ・カトウ(ペルーが泣いている)/日本と台湾の絆(心の交流、奇跡のベストゲーム)」

<感想>
明治時代の日露戦争の戦費を賄った外債(利子を含む)の返済が終わったのは、チェルノブイリ原子力発電所事故が起きた1986年(昭和61年)だったなんて知らなかったな。それに、太平洋戦争敗戦前の御先祖様たちは凛として豪傑だったな。勉強になった。
また、最後に掲載している両親に宛てた特攻隊員の手紙(遺書)は、とても10代とは思えない。私信だけど心を打たれた。
そして、台湾とトルコだけでなく、他にも親日の国があることを知り、嬉しくなった。特に台湾と日本の絆のところは感動した。
本書で取り上げている数々のエピソードが語り継がれていくと良いなと思う。
満足度 4.gif



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posted by ももた at 09:01| 東京 ☀| Comment(0) | ノンフィクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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