2017年07月28日

白い標的

南アルプス山岳救助隊K−9
樋口明雄 著
装画 久保周史

<あらすじ>
1月18日未明、3人組の覆面強盗が甲府の宝石店を襲撃した。被害総額はおよそ3億7千万円。警報を受けて駆け付けた民間警備会社の社員が、銃撃によって1名死亡し、もうひとりも重傷を負った。
現場からホワイト・シェパードの毛が数本採取される。犬の毛に注目した山梨県警の永友警部は、日本警察犬協会に問い合わせをする。
折しも、隣接する南アルプス署の星野夏実巡査と堂島哲警部補はパトロール中に逃亡犯2人組と遭遇し、堂島が撃たれて瀕死の重傷を負う。
一方、犯人グループのひとり、須藤は盗んだ宝石を持ったまま雪の北岳に登っていた。裏切られた元警官の師岡とヤクザの佐竹も彼を追って冬山に登る。
登山未経験の永友警部の出動要請により、山岳救助隊員の神崎静奈巡査と夏実はそれぞれの救助犬を伴い、犯人グループを追跡するが・・・

<感想>
日本で2番目に高い山、標高3193mの北岳。それも真冬の荒天を舞台に、人生の浄化求めて北岳に登る単独行の新田、岩壁登攀に挑み遭難した大学の山岳部員安西と大葉を巻き込み、スリリングなストーリーが展開する。冬山登山の厳しさは読み応えがあり、登場人物たちのドラマと相まって凄く面白い。
南アルプス山岳救助隊K−9の活躍を描いた、とても面白い山岳ミステリだと思う。
満足度 4.gif



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posted by ももた at 09:15| 東京 🌁| Comment(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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