2017年01月30日

伊岡瞬 著

<あらすじ>
奥多摩町の山中で、性器から白いシャワーヘッドが突き出ている、身元不明の女性の全裸死体が見つかった。
2週間後の妻の命日に退職することが決まっている青梅警察署奥多摩分署の真壁刑事は、助手席に相棒の宮下刑事を乗せ、自前のおんぼろランエボで、現場に駆けつける。
検死の結果、死因は溺死で、死後に冷凍されてた。真壁は、遺体の首に巻かれたマフラーと、妻の乳房にあった痣に似せた傷跡を訝しむ。
南青梅署内に特別捜査本部が立ち、真壁の古巣である、クズリこと久須部警部率いる捜査一課三係が出勤する。現場周辺では、真壁のランサーと良く似た不審車が目撃されていた。
そうした中、またしても奥多摩分署の管轄内である、奥多摩ふれあいの森公園の駐車場で、身元不明の女性の全裸死体が見つかる。第一の事件と同じ手口だが、今度はシャワーホースが喉に差し込んであり、妻のものと思われるネックレスをしていた。
遺体に残された傷痕は、真壁に対するメッセージだった・・・

<感想>
愛妻を殺された主人公の心情を丁寧に描き、読者の同情を誘う。警察関係者も個性的なキャラクターが揃っており、その人間模様が面白い。
そして、バラバラだったパズルのピースが収まる所に納まり、無関係と思われていた複数の事件がひとつになって行く。真犯人の意外性もあり、良くできた警察ミステリだと思う。
しかし、死体と怪物、身勝手な人が多すぎる。好みに合わない。気が滅入る作品だったな。
満足度 3.gif



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posted by ももた at 09:25| 東京 ☀| Comment(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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