2016年03月01日

わたしたちの、小さな家

水沢秋生 著
装画 くまおり純

<あらすじ>
もうすぐ20歳になる大学生の片倉希には、両親がいない。どこにも写真がないから、事故死したという両親の顔も知らなかった。
でも、自分たちの考えを分かち合える親友のまどかと、別の大学に通う恋人の高坂進がいる。昔、切株と呼ばれた台地に建つ赤い屋根の古い2階家で、フランス語の翻訳家の祖母と、穏やかに、幸せに、毎日を過ごしていた。
ところが、バイト先のカフェに、希のことを訊き回っている変な男性客が現れる。
次いで、シリーズ化されているミステリの翻訳を、祖母が断った。
そして、近所で一家心中事件が起きた。
その夜、希は不吉な夢を見る。希に大きな変化が訪れようとしていた・・・

<感想>
プロローグこそホラーめいているが、一向に怖さを感じない。謎が次々出てきて、ミステリアスな展開になる。好奇心に駆られて一気に読んでしまった。
母性を描いたとても面白い小説だと思う。
しかし、散りばめられた伏線の回収をしていないし、全てが明らかになる訳ではない。感動的な結末だったけど、昔からの決まりとか誓約とか運命といわれても、時代錯誤な感じがする。どうにも釈然としないものが残った。
満足度 3.gif



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posted by ももた at 09:25| 東京 ☀| Comment(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by つねさん at 2016年03月04日 06:25
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