2024年05月01日

遠火

警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ
今野敏 著

<あらすじ>
西多摩郡奥多摩町の山中で、ホテルのシーツに包まれた若い女性の他殺体が発見された。警視庁捜査一課の樋口班14名が現場に急行する。
未成年と思われる遺体の手首と足首に拘束された跡があり、死因は扼殺だった。そこで樋口顕警部は、少年事件課の氏家譲警部の助けを借りることにした。
やがて遺体の身元は、女子高生だけで運営されている企画集団に所属する17歳の少女・梅沢加奈と判明する。
その企画集団は、売春グループの隠れ蓑に使われている疑いがあり、渋谷署生活安全課が内偵していた。
加奈と仲の良かった少女・成島喜香は、息をのむほどの美少女だった。樋口は喜香の呼び出しに応じて公園で会う。その翌日、ネットニュースにその時の写真が載った。樋口は、喜香の行動に不審を抱く・・・

<感想>
主人公の樋口顕警部は争いごとが嫌いなので、言いたいことがあっても口を噤んでしまう。そしていつの間にか相手を手懐ける。仲間はそれを樋口マジックと呼ぶ。
警察の捜査を丁寧に描いており、合同捜査本部の人間模様、現代の若者の生態と性の商品化などが相まって、とても面白い警察小説だと思う。
しかし、犯罪の動機がさっぱり解らない。後味の悪い事件だったな。
満足度 3.gif




posted by ももた at 08:56| 東京 ☁| Comment(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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