フリオ・アントニオ・ブラスコ 著
轟志津香 訳
<内容>
実在した世紀の「大泥棒」と世間を賑わせた「大脱走」の記録18件を、新聞風デザインとポップなイラストで紹介したもの。
「大泥棒 1911年のモナ・リザ盗難事件(ビンセンツォ・ペルージャ)/グラスゴーの列車強盗団(ブルース・レイノルズ&ロニー・ビックス他)/ボーイング727便ハイジャック事件(ダン・クーパー)/銀行強盗事件(アルベール・スパジアリと仲間たち)/装甲車が警備員に盗まれる(エル・ディオニ)/アメリカ最大の美術品盗難事件(警察官に変装した2人組の泥棒・未解決)/ハッカーがシティバンクを攻撃(ロシアの若き数学者ウラジーミル・レヴィン)/ワールド・ダイヤモンド・センター強奪事件(イタリアのラ・スクオーラ・ディ・トリノ窃盗団)/ブラジル史上最大の巧妙な銀行強盗事件(通称ドイツ人のアントニオ・ジュシヴァン・アウヴェス率いる35人の強盗団)」
「大脱走 スキャンダラスな逃亡劇(ジャコ・カサノヴァ)/箱詰めになって逃亡した奴隷(ヘンリー・ブラウン)/木の銃を突きつける!信じられない脱出劇(伝説の銀行強盗ジョン・H・デリンジャー)/3か所の厳重警備刑務所から脱出(逃亡の達人アルフレッド・フーディーニ・ハインズ)/アルカトラズ大脱走(武装強盗フランク・モリス、銀行強盗のジョンとクラレンスのアングリン兄弟)/38人の英雄の歴史的な逃亡劇(モンテビデオのカビルド刑務所の、民族解放運動のメンバーだった女性受刑者)/気球で東ドイツを脱出(ヴェッツェル家とシュトレルツィク家、幼児を含む8人の逃亡者)/食事トレー用の隙間からヨガで脱出した囚人(ヨガマスターの泥棒、韓国人のチェ・ガプボク)/世界の麻薬王、メキシコの刑務所の独房シャワーから脱走(ホアキン・グスマン・ロエラ通称エル・チャポ)」
<感想>
殆どがテレビドラマや映画化されている。昔の人は豪快だな。
イラストで見せる犯罪実話だが、読み物としても面白いと思う。