<内容>
「プロローグ」
「第1章 国境の誕生 国境の誕生と領土のルール/あいまいな日本の領土」
「第2章 戦後の復興と領土問題の発生 東西に分離されていたかもしれない日本/サンフランシスコ講和条約という爆弾」
「第3章 冷戦の道具にされた島々―北方領土編/日本政府と北方領土/日本とロシアの影響力/四島返還へのこだわりが生んだもの」
「第4章 日韓に打ち込まれた楔―竹島編 日本と韓国の温度差/密約とアメリカの影」
「第5章 隔離された島々―尖閣諸島編 自由に行けない政治的秘境/動き始めた「禁断の島々」」
「エピローグ」
<感想>
日本の国境の成立過程や現在の領土に落ち着くまでの概略、領土問題の火種となったサンフランシスコ平和条約の盲点とダレスの楔、アメリカの対日政策、領土問題に関する韓国とロシアの認識、島の歴史と現地ルポなど、興味深く勉強になった。
日本の領土問題を考える上で、入門書になると思う。
しかし、本書の発行は2011年、つまり現地ルポはそれ以前のものだった。少し古いかな。
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