マイクル・Z・リューイン 著
武藤陽生 訳 「ALIEN QUARTET」
カバーイラスト 杉田比呂美
<内容>
「それが僕ですから」「善意」「おまけのポテトフライ」「父親たちにまつわる疑問」を収録した連作中篇ミステリ集。
<感想>
「それが僕ですから」は、父親がエイリアンだと思い込んでいる男性、本名カーティス・ネルソンから依頼された空き巣事件。それをサムスンが首尾よく解決すると、面倒な変人でも優しい心を持っている彼は、会うたびに名前を変えて次々と仕事を運んでくる。
「善意」は、虐待を受けた女性の話。「おまけのポテトフライ」は、やりたくないダイエットを強制されている父親の話。そしてタイトルになっている「父親たちにまつわる疑問」は、行方不明の相続人探し。サムスンの父親の話も出てくる。
ユニークなキャラクターが多彩に登場し、とても面白いミステリだと思う。
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