装画 椎木彩子
<内容>
「第1章 摂食障害の始まり 食べては吐く日々/予兆/私の部屋/自転車操業/M医師との出会い/精神医療の壁/異動、そして引っ越し」
「第2章 精神科病院へ サラ金か離婚か/性被害/幻覚/仕事との両立/入院と隔離/貧困報道」
「第3章 アルコール依存 依存の始まり/カウンセリング/解離とPTSD/よみがえる記憶/死を覚悟した夜/自助グループ/休職」
「第4章 入院生活 依存症患者の家族/妄想/水中毒/セカンドオピニオン/酒ふたたび/転機」
「第5章 見えてきたこと 新しい生活/社会の障壁/トラウマ/自己治療」
<感想>
著者は朝日新聞の記者。精神障害者の家族でいること、次々と発症する病などを客観的に書いておられるが、実情はもっと大変なのだろうな。普通ならば共倒れになる前に彼女を見捨て逃避し、自分の人生を取り戻すだろうな。
しかし著者は、妻が心を病んでから、全国版の一面トップに載る初めての独自記事を書いた。強靭な方だな。とても真似できないと思った。
読書中、何度も心が折れそうになり、気が滅入ったな。
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