マイクル・コナリー 著
古沢嘉通 訳 「The law of Innocence」
<あらすじ>
刑事弁護士ミッキー・ハラーの車のトランクから義捐金詐欺師サム・スケールズの遺体が見つかり、彼は殺人容疑で逮捕された。
自分の未来を他人の手に委ねることはできないと思ったハラーは、自分自身を弁護する本人訴訟に臨む。共同弁護人は、ハラーの事務所のパートナーであるジェニファー・アーロンスン。弁護側の作戦司令室は、ツイン・タワーズ矯正施設隔離房舎の13号独房。ハラーを有罪にして刑務所送りにするため任命されたのは、スター検察官ダナ・バーグだった。
そしてハラーを恨み、殺人事件の濡れ衣を着せる動機と手段を持っている者として浮かび上がったのは、犯罪組織と合法ビジネスの二股をかけているルイス・オパリジオだけだった。
ハラーの潔白を明らかにすべく、異母兄で元ロス市警刑事ハリー・ボッシュも弁護士チームに加わる。無罪を勝ち取るため、チームが一丸となって真犯人を追う・・・
<感想>
リンカーン弁護士ミッキー・ハラーの奮闘を描いており、読み出したら止められない。
ハラーの法廷戦略、弁護側と検察側と判事の間で繰り広げられる法廷劇などが相まって、凄く面白いミステリだと思う。
しかし、すっきりしない決着だったな。