2021年04月02日

天皇家の家計簿

宝島社皇室取材班 著

<内容>
天皇陛下を中心とする皇族と、その周辺で仕事をする人々の生活事情を、経済的な視点から読み解く入門書。

「1章 皇室費@ 天皇家の生活を支える「内廷費」」
「2章 皇室費A 宮家の品位を支える「皇族費」」
「3章 皇室費B 皇族の公費「宮廷費」」
「4章 宮内庁費」
「5章 皇室の財産」
「6章 眞子さまの「品位ある」生活」
「付録 皇室典範・皇室経済法・皇室経済法施行法」

<感想>
憲法第1条で天皇を「日本の象徴であり、日本国民の統合の象徴」として定めている。
皇室費の原資は全て国民が納税した「税金」でありながら、皇族の生活費などこれまで考えたことも無かったが、眞子さまの結婚問題で関心を持つようになった。
「内廷費」は天皇家(天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻、愛子さま)のポケットマネーで年間3億2400万円(非課税)。
「皇族費」は7宮家のポケットマネーで年間総額3億652万円(非課税)。
このうち秋篠宮家全体では年間1億2810万円で眞子さまに直接支給されている皇族費は年間915万円。(使途は非公開、剰余金をプールできる。)
「宮廷費」は公務などにかかる必要経費とのことで、2020年度は約109億8007万円。
お住まいになられている土地建物、各地にある御用地、御用邸などの不動産は、国有財産(皇室用財産)なので税金はかからない。
2020年度の「宮内庁費」は、約122億4877万円等々、勉強になった。
しかし、週刊誌記事やネット記事みたいな内容だと思った。
満足度 3.gif



人気ブログランキング
皇室辞典編集委員会『皇室辞典 令和版』  安積明子『眞子内親王の危険な選択』
   


人気ブログランキング
posted by ももた at 08:45| 東京 ☁| Comment(0) | ノンフィクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
読んだ本の紹介と感想、評価を書きました。